食品ロス関係業務

 

食品ロスとは

「本来食べられるはずなのに捨てられてしまう食品」のことを指します。
食べられるものを捨ててしまうのは、もったいないことであると同時に地球環境にも悪影響を及ぼします。

食品ロスが発生する原因

☆日本などの先進国では

日本などの先進国で発生する食品ロスは大きく分けてスーパーや飲食店等から排出される事業系と各家庭から排出される家庭系に大別されます。

事業系食品ロスの例


スーパーやコンビニエンスストア、
小売店などでの売れ残りや返品

飲食店での食べ残し

売り物にならない規格外品

家庭系食品ロスの例


料理の作りすぎなどによる食べ残し

買ったものを使わずに腐らせてしまう

料理の際に皮をむきすぎる

☆発展途上国では

食品ロスとは縁が遠いと思われがちな発展途上国でも、食品ロスは発生しています。その原因はどのようなものでしょうか?


せっかく作った作物が技術不足で収穫できない

収穫できても保存施設や流通環境、加工施設のインフラ整備がされていないため、市場に出回る前に腐ってしまう

FAQ

Q1:世界ではどのくらい食品ロスが発生しているの?

FAO(国際連合食糧農業機関)の報告書によると、世界では毎年約13憶トンのまだ食べることできる食品が廃棄され、食品ロスとなっています。世界で生産されている食料である約40億トンのうち約3分の1を占めます。
13億トンの食品ロス

Q2:日本ではどのくらいの食品ロスが発生しているの?

日本では、令和2年度の推計値で約522万トン(※農林水産省令和4年6月9日公表)の食品ロスが発生していると言われています。これは東京ドーム4.3杯分とほぼ同じ量になります。国民ひとりあたり毎日お茶碗一杯分の食品ロスを発生させていることになります。令和2年度の推計値では、平成24年の調査開始から過去最低値を記録しましたが、国が2030年度の目標として定めている273万トンに向けてはまだまだ削減が必要なのが現状です。

»食品ロス量の推移(平成24年度~令和2年度)※農林水産省のホームページ
東京ドーム4.3杯分

Q3:大田区の食品ロスはどのくらい?

平成27年度に大田区で実施した家庭ごみ組成分析調査によると、可燃ごみの39.5%が生ごみで、このうち消費期限・賞味期限切れなどで廃棄された未利用食品が2.9%となっています。大田区における可燃ごみの量がおよそ12.3万トン(平成29年度)なので、およそ3,567トン(12.3万トン×2.9%)もの未利用食品が廃棄されていると考えられます。

»大田区ホームページ:食品ロス

Q4:食品ロスをなくすために今からできること


スーパーなどで食品を買うときは
賞味期限が近いものから取る

自分が食べきれる量を購入し、
食べ残しをしない

規格外品の購入を検討する

大田区環境公社では、大田区から委託を受けて食品ロスに関わる3つの事業を展開しています。
食品ロスについての基礎知識、大田区で展開している食品ロスに関する事業については、大田区のホームページもご覧下さい。
»大田区ホームページ:食品ロス

1.地産地消費型未利用食品マッチング事業

大田区内事業者の皆様から食品ロスとなりそうな未利用食品の情報を募集しています。いただいた情報を基に供給元となる事業者様と受入事業者(こども食堂・社会福祉施設等)をマッチングし、食品ロス削減を目指しています。

マッチング事業の図
フードバンクの図

2.大田区食べきり応援団

食品ロスを削減する取り組みを応援する事業者様の取り組みを大田区と共にPRしていきます。
食べきり・使い切りの取り組みを行っている事業者様のご登録をお待ちしています!!

登録していただいた事業者様の情報は»(2)大田区食べきり応援団登録事業者一覧にて公表しています。

大田区食べきり応援団
»大田区食べきり応援団登録制度実施要綱
【食べきり応援団登録申請様式】
»【様式第1号】大田区食べきり応援団登録(変更)申請書
»【様式第2号】大田区食べきり応援団登録中止届

3.出前授業

大田区内の小中学校に赴き、協力事業者様と協働して食品ロスに関する出前授業を行い、子どもたちへ食品ロスに関する知識・関心の向上を図っています。

食品ロス事業に関するお問合せ
〒143-0003 東京都大田区京浜島3-5-7(環境資源センター)
電話:03-3799-2215
FAX:03-3799-2519

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